連盟情報
所信
2022年度は、新型コロナウイルス感染症拡大の影響から、国際大会である世界選手権福岡大会が再延期となるなど、県内の競技会においても大半の主要事業において規模が縮小され、無観客での開催が余儀なくされました。このような不安定な状況下で、（一社）徳島県水泳連盟の主要事業に御支援や御協力をいただいた関係団体の皆さまに対し、心より感謝と御礼を申し上げます。
2022年度を振り返りますと、まず競泳競技では、日本高等学校選手権水泳競技大会において、�睫斃�夢選手（徳島科学技術高等学校３年）が200m背泳ぎ決勝で7位（県新記録、県高校新記録）に入賞いたしました。また全国中学校水泳競技大会では渕上結夢選手（鴨島第一中学校１年）が800m自由形で5位（県中学新）入賞となり、今年度に香川県で開催される同大会での活躍が望まれます。
飛込競技では、森岡さくら選手が国民体育大会で、女子飛板飛込決勝において8位入賞し、今年度での更なる飛躍を期待しているところであります。当連盟といたしましては、更なる競技力向上とともに、選手層の拡大、各競技の普及に向けて全力で取り組む所存です。
2023年度の事業計画につきましては、引き続き新型コロナウイルス感染症に留意しながら、「ポストコロナ新時代」に向けた取り組みを行っていきます。６月には待望の「蔵本公園・むつみスイミング」の第2次計画のスタンド改修工事、大屋根設置工事が完成いたします。徳島県高等学校総合体育大会を皮切りに、新しく生まれ変わった環境下での競技会事業の運営がスタートすることとなります。
競技力向上（選手派遣・選手強化）事業においては、強化指定された小中高生が継続して合同練習会や体験練習会に取り組める環境を整え、一貫した選手育成を図りながら競技力の向上を目指します。また科学的な視点に基づいた効果的なトレーニング方法と練習計画、年齢に応じたスポーツ栄養サポートなど、選手、保護者、指導者が一体となって取り組んでいけるよう選手強化を図ってまいります。
競技会運営事業では、本年度も主管団体であります（公財）日本水泳連盟と連携しながらレベルの高い競技会運営の実現を目指します。本年度は、改修された「むつみスイミング」で、四国高等学校選手権大会をはじめ全国大会予選が行われます。新しい施設や機材を効果的に活用しながら、競技役員の方々と一丸となり、アスリートファーストの視点にたった大会運営を行います。
指導者養成事業では、スポーツ文化の創造やスポーツの社会的価値向上に貢献できる指導者の養成を目指します。また指導現場における体罰・ハラスメント等の防止の徹底に努め、スキルアップやフォローアップなどの支援を行うとともに、定期的な講習会を実施し周知徹底を図ります。
総務関係事業では、今年度も昨年度以上にガバナンスを強化し、コンプライアンスの遵守徹底に努めます。また今後の財務基盤安定化を図るため自主財源の確立に取り組みます。昨年度にリニューアルいたしましたホームページも更なる充実と、当連盟の情報・競技結果の配信をタイムリーに行っていきます。
以上、組織基盤の強化を図りつつ、関係機関・関係団体ともに連携強化・協働に努め、水泳競技の永続的な発展と競技団体としての価値の向上を目指します。
最後となりますが、コロナ禍の影響で当連盟を取り巻く環境は、依然不透明かつ厳しい状況ではありますが、関係団体をはじめ、関係各位の皆様には、これまで以上の御理解と御協力を賜りますようよろしくお願い申し上げます。
2023年4月1日
徳島県水泳連盟 会長 木南 征美
委員会からのお知らせ
アクセス
〒770-0006
徳島市北矢三町2丁目1-1 徳島県立徳島科学技術高等学校 内
TEL 088-631-4185 / FAX 088-631-1110